ストリンドベリー 著/杉山誠 訳「令嬢ジュリー」初版帯極美

秋の夜長、コーラ片手のDVDの視聴に疲れたら戯曲を読むのは如何でしょう。

激しくもリズムは緩やかな三拍子、時代の波に翻弄された劇作家ストリンドベリーの名作戯曲「令嬢ジュリー」。杉山訳・三笠書房刊行、端正なルックスの初版帯付き極美本です。

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ビニールカバーもキレイなまま、自然派の素朴さと主人公・ジュリーの情熱を感じる良い装画です。

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台詞と舞台の状況、人物の出で立ちや立ち居振る舞いをテンポよく読める戯曲という記述の愉しみは、物語上のすべてを噛み締めながら緩やかな没入を誘います。

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表情豊かな登場人物たちに寄り添うように、時に恐る恐る、時にハツラツと、彼らにシンクロするようにページを繰る指に熱がこもってゆく感覚。

ジュリーの運命やいかに、ドラマティックで古式ゆかしい読書体験が味わえる一冊です。