季刊「湯川」 生田耕作・手書き改稿付き

湯川書房発行の小冊子、季刊湯川の生田訳・アスリノー「愛書家地獄」手書き改稿付き2冊組です。IMG_20160530_151816-1600x898

IMG_20160530_182238-1600x8981度目の手直しから、さらに直しを入れられてゆく作品の変遷がよく分かる貴重な品。
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元のニュアンスを崩さない、その制約の中でこれだけの言葉の展開を作り、美文に固めてゆく。

生田耕作の訳者としての実力や矜持がいきいきと感じられます。

「スター・カッスル」 稲垣足穂没後10年・追悼リトルプレス

没後10年の節目に刷られた「スター・カッスル」、様々なアーティストのタルホへの思いが詰まっています。

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サイケデリックで攻めたデザインや文字組、カラーリング。

キラキラとしたモチーフを好んだ足穂も、遠い空の星の上でこの本を歓迎したことでしょう。

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あがた森魚さん、熱く語る。

この冊子意外にも著名な物書きによるミニコミ・同人誌が多く創られている稲垣足穂は、やはり別の世界から来た怪人なのかもしれません。

ニッカ酒造 ワイン 「マルキ・ド・サド」

ニッカ酒造製、「マルキ・ド・サド」モデルのスパークリング・ワインです。

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度数12%、ロゼと白の2本組です。

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これを飲む時、手元に手繰るは「悪徳の栄え」か「美徳の不幸」か、それとも「恋の罪」?

一人で飲むのもいいですが、愛すべき本の仲間と一緒に空けてしまいたいですね。

 

※こちらは非売品となります。

レプリカ 「レオノール・フィニの肖像」より仮面

A.P.マンディアルグ「レオノール・フィニの肖像」、作中品を模したマスク。

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ゴージャスかつ淫靡。羽を広げたフクロウのような全体の威容から繊細なディテールまで、立体物としてとても完成された美を備えています。

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こんな仮面が飾ってある部屋は絶対に散らかせませんね。

精巧な作りは資料としての価値も十分。美術工芸品として、そして文学作品として、魅力あふれる逸品です。

金子國義・作 「アートプレート アスタルテ書房」

金子國義・絵付けとなる世にも珍しいお皿、珍品です。

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いつものカネコ・タッチ。

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こういったお皿は鑑賞用には相違ないのですが、なんだか読書仲間とのひとときにたっぷりのサラダやシーフードを盛って囲みたくなります。

※こちらは非売品となっております。

 

 

 

アルフォンス・イノウエ 「ヒブリス」

フランス幻想文学の挿絵で有名なアルフォンス・イノウエの版画作品です。

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悲しげな表情の少女が、繊細なタッチで表現されています。

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湧き水のように広がるドレスのドレープ、細く柔らかい森林の描写など、小ぶりな作品ながら存在感のある作品です。

うっすらとブロンドに彩色された髪の表現も麗しく、作品全体から強い詩情を漂わせています。

アルフォンス・イノウエ 「乙女の誘惑」

フランス幻想文学の挿絵で有名なアルフォンス・イノウエの版画作品です。

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死神に手を引かれる少女、タロット風の構図です。

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寓意の多く含まれるタロットや宗教画といったモチーフは、暗喩・隠喩の飛び交う幻想文学関連とはとても相性のよいモチーフ。

長年生田耕作の仕事を手伝った作家の得意とするところでもありましょう。

アルフォンス・イノウエ 「オフェーリア」

フランス幻想文学の挿絵で有名なアルフォンス・イノウエの版画作品です。

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樹の下の少女、意味深なモチーフが散りばめられています。

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有名な「ハムレットのオフェーリア」をモチーフにしながらも、作者らしい謎めいた雰囲気に仕上げられています。

その謎を一つ一つ解くように、じっくりと鑑賞したくなる作品です。

アルフォンス・イノウエ 「卵の上の街」

フランス幻想文学の挿絵で有名なアルフォンス・イノウエの版画作品です。

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緻密で無機質なタッチは、稲垣足穂の描き出す小宇宙のよう。

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者の得意とする人物や寓意といったテーマから離れて、温度の存在しない、それでいて微睡みを起こさせるような硬質な世界がインクからあふれるようです。

作者の実力の高さを十二分に堪能できる、美しい作品になっております。

澁澤龍彦・著 野中ユリ・装丁挿画 「夢のある部屋」

澁澤龍彦×野中ユリの黄金比がじっくり堪能できる「夢のある部屋」、帯の痛みすらほとんど見当たらない美本です。

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よく見ると、函と表紙・裏表紙が鏡合わせになっている所に、お二人の感性を感じます。

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鋭い感性で考察を積み重ねる「澁澤節」ももちろん素晴らしいですが、この本ではもう少し散漫に、奔放に、ビロードのチェアと夢想に身を委ねる著者の姿が見えるようで味わい深い一冊です。

その夢想の断片を切り取ったかのような野中ユリの挿画も見事。自室に篭ってページを手繰れば、彼らの夢を追体験するような贅沢な時間を与えてくれるでしょう。