2016年12月22日 / 最終更新日時 : 2016年12月22日 wpmaster 書籍 及川茂訳「ベルトラン散文詩集 夜のガスパール」 初版函美本 散文詩の成立に深く寄与し、またボードレールに影響を与えもしたベルトランの記念碑的名詩集。 及川茂訳にて86年書肆風の薔薇版、遠く聞こえるラヴェルの旋律。 深いグリーンの函に背の小さなラベルのみ、デザインより漂う拘り。 タ […]
2016年12月22日 / 最終更新日時 : 2016年12月22日 wpmaster 日本の文学 谷崎潤一郎「月と狂言師」 初版美本 第二次大戦前の、平和な日々を丁寧な筆致で思い返す随筆集。 耽美作家・谷崎らしからぬ、と感じる方も、いつかその美しい情景への愛慕を抱くでしょう。 函・本体ともに経年程度にて美しく保存されています。 ほわん、とした木版画の味 […]
2016年12月22日 / 最終更新日時 : 2016年12月22日 wpmaster 日本の文学 中井英夫「夕映少年」 初版 先日の黒鳥忌も過ぎ、尚愛好家の中にてその巨大な羽をひるがえす中井英夫。 繊細耽美にして滴るばかりに瑞々しく。夕映少年、初版函帯付きにて。 帯の若干のスレヨレ以外は良好です。飾り罫に封じられたタイトル書きのフォントに指が誘 […]
2016年12月22日 / 最終更新日時 : 2016年12月22日 wpmaster 日本の文学 加藤郁乎「句集 牧歌メロン」 限定800部極美 彼一流のエロスと退廃に満ちたユーモアを、句と言う仙丹に練り上げた薫りたつ言語練金集。 句集「牧歌メロン」、限定800部の物が状態良好にて入荷しております。 色気溢れるビリジアンの表紙、読者カード付き完本。 独特の取捨選択 […]
2016年12月22日 / 最終更新日時 : 2016年12月22日 wpmaster 日本の文学 金井美恵子「アカシア騎士団」 初版極美 ─迷宮の奥へ旅をしないか アカシア騎士団を探しに。(帯文より) 幻惑的な手法を手繰り万華鏡の中を進む感覚。金井美恵子、76年の傑作に溺れる快楽。 状態良好にて、ざわざわと皮膚に風を感じる装画も見事。 魅惑的な赤い題字もま […]
2016年12月2日 / 最終更新日時 : 2016年12月2日 wpmaster 日本の文学 谷崎潤一郎「初音 きのふけふ」 初版 手馴染みの良い柔らかい紙、古い古い民家の風景を思わせる印刷の質感。 谷崎潤一郎「初音 きのふけふ」創元社版初版、入荷しております。 古書らしい質感、穏やかめの谷崎作品の味わいの深さにぴたりと。 経年の劣化などは多少見受け […]
2016年12月2日 / 最終更新日時 : 2016年12月2日 wpmaster 書籍 澁澤龍彦訳 マンディアルグ「城の中のイギリス人」 白水社・初版帯つき極美 マンディアルグ作品と言えば生田耕作訳、と連想してしまいます。 しかし勿論、生田耕作氏によって広く浸透したその美しさには多くの文人が挑戦してゆきます。 澁澤龍彦訳による「城の中のイギリス人」、白水社刊行。入荷しております。 […]
2016年12月2日 / 最終更新日時 : 2016年12月2日 wpmaster 日本の文学 萩原厚生譚 ピエエル・ルウイ「妖婦クリシス」 大正13年再版・発禁本 補修跡も痛々しく、そして誇らしく。 萩原厚生訳によるピエール・ルイス「アフロディーテ」(妖婦クリシス表記)、大正期より発禁本の入荷です。 カヴァーの破れをタイトルシールで塞いだりと、この本の辿った過酷で、そして愛に満ちた […]
2016年12月2日 / 最終更新日時 : 2016年12月2日 wpmaster 書籍 田辺定之助訳 テオフィル・ゴーチェ「スピリット」 初版極美 目に見えないものたちの美と神性を極めて鮮やかで表情豊かな描写の内に留める事に成功した傑物・ゴーチェ。 田辺定之助の名訳により1866年の幻想美が現代の風景の中にまたも宿ります。 黒をベースにしたシンプルで重厚な造りは、過 […]
2016年12月2日 / 最終更新日時 : 2016年12月2日 wpmaster 日本の文学 澁澤龍彦「貝殻と頭蓋骨」 桃源社・初版極美 澁澤単行本の中でも限定本を除けば発行数の少ない桃源社「貝殻と頭蓋骨」。 稀少な書籍ながらも状態は極めて良好にてのお取り扱いございます。 真っ赤な装丁、そして滋味溢れるこのフォント!に思わず唸ります。 近年ようやく一般的な […]