重松成美 リトグラフブック 「マダム・エトワルダ」限定25部 手刷りリトグラフ11葉揃い

強い抽象性の中にどこか肉感的な香りを漂わせ、晩年の三島由紀夫の著作にも重用された画家・重松成美のマダム・エトワルダ、限定500部手刷りのリトグラフで構成された豪奢なブックです。

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上等の紙に贅沢に取られた版組、対応するリトグラフの躍動。

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意味や情景を汲む、という読書にとって大事なプロセスとその為の知覚が、ジリジリと研ぎ澄まされてゆくようです。

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重松成美のリトグラフは、その他一枚物も色々と取り揃えております。

所有者にとって何か象徴的なレリックとも成りうる密度を持った作品群、どうか一つ一つご覧になって頂ければ幸いです。

洋書画集「ベルナール・ノエル フランス幻想文学イメージ集」

バイロスからベルメールまで、フランス幻想文学に近親性を持つアーティスト郡の作品を集めた画集。

選者はフランスの詩人・文学者のベルナール・ノエルのようです。

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厚みのあるしっかりとした造り、余白の美しさや赤い函の発色もユーロな雰囲気たっぷり。

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幻想的でエロチックな絵に、極めて簡潔なプロフィールが付く生真面目さ。

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日本の幻想文学・文化に親しむ者からは、すこし意外に思えるイメージや不案内な作家にも出会えるこの一冊。

ページを手繰る内に夜も更けそうなボリュームが嬉しいです。

 

生田耕作所蔵 バタイユ「息子」

生田耕作所蔵・バタイユ「息子」の原典本、生田氏の旧蔵印付です。IMG_20160530_183236-1600x898

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小さく簡素な作りながら、ヨーロッパらしい端正なフォントや文字組が気品を感じさせます。

生田氏の旧蔵印だけは実に日本的で、そのギャップも良い雰囲気。

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こういった書籍とにらめっこしながら翻訳作業に没頭したアーティスト・生田の情景が目に浮かぶようです。

こういった版型・余白の取り方は、現在エディション・イレーヌ様が得意とされていますね、横書きのアルファベットならではの味にあふれるブックデザインです。

季刊「湯川」 生田耕作・手書き改稿付き

湯川書房発行の小冊子、季刊湯川の生田訳・アスリノー「愛書家地獄」手書き改稿付き2冊組です。IMG_20160530_151816-1600x898

IMG_20160530_182238-1600x8981度目の手直しから、さらに直しを入れられてゆく作品の変遷がよく分かる貴重な品。
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元のニュアンスを崩さない、その制約の中でこれだけの言葉の展開を作り、美文に固めてゆく。

生田耕作の訳者としての実力や矜持がいきいきと感じられます。

生田耕作・訳 フローベル「愛書荘」 

当・アスタルテ書房刊行の生田耕作・本邦初訳のフローベル「愛書荘」です。

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当店でもお出しできるのはもう、この一冊のみになってしまいました。

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限定300部のナンバーは訳者自らの手書き、さらにこれは・・。

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文を書き、本を愛する人々すべてに向けられた訳者の暖かい視線を、深く醸成された拘りを、造本から句読点の端にいたるまで楽しんでいただけますように。

資料としても貴重ですが、生田耕作による翻訳として、そして文学作品として、非常に価値の高い一冊です。

生田耕作・訳 「マダム・エドワルダ」

河出書房による人間の文学シリーズ・生田耕作の手による「マダム・エドワルダ(同時収録・眼球譚)」、初版美品完本。さらに訳者献呈署名付の一冊です。

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この作者・訳者の作品でこういった極彩色の表紙も珍しくユニークです。

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当時のままの新刊図書カード、宣伝チラシも完備。

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生田耕作や澁澤龍彦の本がこぞって求められた当時の、大手出版社の気概を感じる二本立てのボリューミーな本です。

当時に根を下ろしたフランス文学や彼ら名文士たちへのたぎるような熱が、今の少数精鋭パブリッシングへ受け継がれているのでしょうか。

懐かしさへ思いを馳せる、或いは新鮮な刺激を求めて、名作へ没入する喜びをどうぞこの一冊とお楽しみください。

生田耕作・訳 山本六三・挿画 「眼球譚」

サバト館刊行の生田耕作・訳/山本六三・挿画「眼球譚」・・・の、なんと訳者手書き改稿が付された物(!)

もちろん世界でこの一冊だけです。

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山本六三の非常に力強く妖気漂う挿画に、流石の生田氏も作戦の変更を余儀なくされたのでしょうか。

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文学の研究において改稿や手直しへの注目が非常に大きな意味を持つのは周知の事実ですが、実際に刷り上がってきた書籍上に細かく入れられた「直し」を観察できる品はそうそうありません。

刷り上がった書籍として読める状態で、作者の思考をトレースしてイメージの散歩に付き合うことが出来る、ファンにはたまらない逸品。ご来店の際は是非手にとってご覧ください。

生田耕作・訳 「恐怖の報酬」

フランス文学の、特に甘美で幻想的な作品の翻訳を手がけた訳者には珍しい毛色の翻訳作品です。14 - 46

状態、非常に良好。

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生田耕作の・・・ハードボイルド物?!

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自身の著書としてダンディズムを扱った作品もある訳者は、意外とこういった泥臭さや緊張感溢れる男の世界・・そういった物への強い拘りがあったのかも知れません。

果たしてどんな作品になっているか、当店で是非、ページを手繰ってみて下さい。

生田耕作・訳 「燠火(おきび)」

多くの声に惜しまれながら消えてしまった出版社・白水社のマンディアルグ・著/生田耕作・訳の黄金コンビによる「燠火(おきび)」、初版美品・訳者献呈付です。

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懐かしい、グレーとブルーの表紙に踊る白水ブックスマーク。

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当時の新刊カードと宣伝チラシも付随。

短編集なのでどこでも気軽にページをくれて、いつもカバンに忍ばせておきたい一冊。

今はない一品を気軽に持ち歩く楽しさは、読書人の喜びの一つです。

澁澤龍彦・訳 「大股びらき」

澁澤龍彦の処女翻訳作品、「大股びらき」の初版・カバー付き美品完本です。

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かなり古く貴重な本ですが、本文からカバー端までキレイな状態に保たれています。

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見返り・裏表紙ともに(小説の内容はともかく)健康的。

澁澤氏が初の翻訳として出版した小説が、まだ文章もプロットも荒削りな初期のコクトー作品でなければならなかった意味、訳者の気概など・・思いを馳せたくなる事の多い素敵な一冊です。