2019年2月14日 / 最終更新日時 : 2019年2月14日 wpmaster その他・雑誌類 ユリイカ「特集:デカダンス 爛熟と頽廃の美学」 1978年 青土社 現在も意欲的な特集を多く取り上げている青土社のユリイカ。 70年代後半刊行のデカダンス特集号では豪華な執筆陣にて、デカダンスの何たるかを語り尽くします。 目次に並ぶ胸踊るような題の数々。 生田耕作による執筆やボードレール […]
2019年1月11日 / 最終更新日時 : 2019年1月11日 wpmaster 日本の文学 高橋睦朗「詩人の血」 1977年 小沢書店初版 著者署名入り 長くキャリアの中で多くの作品を発表し、現在も精力的に活動する現代詩人・高橋睦朗の詩集。 1970年代刊行、署名入りの物が入荷しております。 独特な味のある署名、函入りながら軽く持ち易い造本。 伝統に則った短歌から奔放な切 […]
2019年1月11日 / 最終更新日時 : 2019年1月11日 wpmaster 日本の文学 寺山修司「暴力としての言語」 1970年 思潮社初版 帯付き 詩、舞台、映画、美術、様々な形式を横断しながら日本の芸術史の一角に今も強く輝く寺山修司。 強烈なインパクトを残すタイトルと共に、彼の詩論、芸術論を記した一冊。 詩論まで時速100キロの副題通りに、暴れるような活力を宿した […]
2019年1月11日 / 最終更新日時 : 2019年1月11日 wpmaster 日本の文学 稲垣足穂「緑の陰」 1987年 沖積社初版 函帯付き 稲垣足穂の生涯のテーマの一つ「A感覚」にまつわる作品を集めた沖積社の意欲的な単行本。 クロス装が佇まい良く映える一冊です。 余白を大きく取り、すっきりとした本文。 しかして内容は当然ながら濃醇なタルホの「A感覚」系作品。 […]
2019年1月11日 / 最終更新日時 : 2019年1月11日 wpmaster 日本の文学 桐生操「きれいなお城の呪われた話」 1992年 大和書房初版 帯付き フランス留学中に知り合った二人の女性による共同ネームにて刊行された、ヨーロッパに纏わるお城と怪奇の幻想譚。 二人のヨーロッパ貴族文化に対する愛と探究心によって綴られる、妖しく不可思議な美麗怪談。 目次を飾る様々な言葉には […]
2018年12月29日 / 最終更新日時 : 2018年12月29日 wpmaster 日本の文学 須永朝彦「須永朝彦小説全集」 1997年 国書刊行会初版 著者署名入り 函帯付き 凄味のある函絵に、頑強な造本が見事な国書刊行会による須永朝彦小説全集。 著者署名入りにて、97年のボリュームある良書です。 筆書きの味わいある署名が緑の紙に映えます。 小説は流石の須永朝彦作品、耽美と幻想の入り混じる美文 […]
2018年12月29日 / 最終更新日時 : 2018年12月29日 wpmaster 日本の文学 加藤郁乎「閑雲野鶴抄」 1999年 沖積社初版 函帯付き美本 奔放な文の中に煮えたぎるような詩情を納めた祝詞のような詩群。 俳人にして詩人たる怪人・カトウイクヤの詩集、状態の良い物が入荷しております。 堅実な装丁を捲れば宙に舞う、アルコールを多分に含んだ眩暈の数々。 彼のみが持ち得 […]
2018年12月29日 / 最終更新日時 : 2018年12月29日 wpmaster 日本の文学 澁澤龍彦「華やかな食物史」 1984年 大和書房初版 帯付き 澁澤龍彦によるグルメ本、とくれば面白くない訳がなく、自由な筆致があらゆる時代の食卓を飛び回る快書。 年末年始のご馳走の合間に知識欲とも満腹を。 古代ローマから土方巽へ、クレオパトラから親しい友の食卓まで。 美味しい物を思 […]
2018年11月27日 / 最終更新日時 : 2018年11月27日 wpmaster 日本の文学 正岡容「随筆 百花園」 1946年 労働文化社初版 著者署名入り 落語界を中心に活躍し多くの後進へ影響を与えたユーモアの達人・正岡容。 歌を吉井勇に師事し、稲垣足穂とも親交のあった著者による署名入り随筆集です。 達筆な筆文字に可愛らしい印影。 戦後すぐの発行にて質素な紙質ながら、印象深 […]
2018年11月27日 / 最終更新日時 : 2018年11月27日 wpmaster 日本の文学 塚本邦雄監修「青琴集 エコール・ド・ロイヤル作品集成」 1992年 書肆季節社初版 函付き美本 清らかな印象の装丁が心地良い短歌集。 短歌講座「エコール・ド・ロイヤル」と塚本邦雄が残した熱く清廉な一冊です。 美しく、かつ整った装飾に惹かれて多くの歌人の作品が舞う舞台へ。 製本もしっかりとした造りです。 それぞれの歌 […]