鹿島茂「愛書狂」 角川春樹事務所初版帯極美
「わたしには、この本たちを世に知らしめる義務がある─」。
世界中の編集者・書店員がお気に入りの作品を前に思いながらも、中々口に出せない台詞を恥ずかしげもなく惜しみなく。
鹿島茂より届いた奇書怪書ガイドの決定版「愛書狂」、角川春樹事務所の硬派な一面。初版帯付き極美はいっております。
分厚い、情熱と執念の結晶体。漆黒、です。
カラー挿絵も豊富、定番の奇書からタイトルの文字列に出会う事も稀な世界の外側にある一冊まで、読書家にとっての遊園地がここに。
鹿島氏の熱っぽくもライトな語り口が秀逸な一冊。
熟練のコレクターにも読書に興味を持ち始めた若人にも、本を愛するという事の喜怒哀楽がストレートに伝わる良書です。