特別編 日夏耿之介「転身の頌」 中央公論社三重函入り極美本

[書肆ゲンシシャ古写真展 蔵書コーナー出品書籍より]

日本の初期耽美派における偉大な柱の一人、日夏学匠。

その処女詩集「転身の頌」、中央公論社より限定復刊186/300番。

三重函も厳めしく、初期衝動に溢れた若き日の探求者の言葉が木霊します。

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流石本体にはヤケ傷破れどころか塵のひとつも付かず、大切に守られた最初の言葉。

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当時の銘文も再現。暴かれども暴かれども、枯れる事のない言葉の墳墓、金言の泉。

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今見る復刻版とは趣を異にする、神経質なまでの豪華さと再現性のバランス。

この本から彼の作品に傾倒してゆく読者がいれば、それはとても幸せな出逢いに違いありません。

書肆ゲンシシャ様のストレートに文学を愛する側面を感じる出品です。

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