種村季弘「夢の覗き箱」 初版帯美本
─スエヒロ劇場<外国映画>128本封切り!(帯より)
あらゆる文化をその頭脳に収めていった’歩く陳列室’種村季弘による映画本。
マイナー作品を中心に128本分の大ボリュームで映写機は回り始めます。
ビニールカバーに守られていたので状態は良し、力強い帯も折れなく残っています。
洋画と言えば格好いいバイク!
使用カットのセレクトにも映画マニアらしい心憎さがあります。
第一章の目次、第五章まであります。
出版当時は今と違い、大容量メディアも情報の氾濫するネットもなく、一期一会な映画も多くあったのではないでしょうか。
それ故に、マニアにとって彼の視聴体験こそが彼にしか見えないコレクションルームだったのでしょう。
もう手に入らない映画の評にもワクワクできる、素敵な本に仕上がっています。