渡辺啓助「鴉白書」 東京創元社 限定13/200部
ゴーストライターとしてデビューし、戦時は大陸視察にも同行した推理作家・渡辺啓介。
晩年の鴉の黒に染められた東京創元社「鴉白書」、限定200部中の13番本です。
画像中央、本人による鴉の墨絵が付属。
絵に親しんだという晩年の傾向を強く感じさせる装丁です。
目次も内容も、一目見ただけでワクワクしてくる様な…。
書籍の各ディテールの担当もしっかりと表記、ファンのみならず美装丁本好きの好奇心も満たします。
近年、中々大手は発行しなくなった限定豪華本。
本書はさらに探偵物作家の豪華本という独自の魅力に溢れており、来歴からくる不思議さもより際立つ一冊です。