中井英夫「蒼白者の行進」 極美完本

黒鳥館の応接間より、死後も多くの読者に芳醇な言葉を語りかける中井英夫。

心臓の病と泉鏡花賞を得て最も多作な時期の作品「蒼白者の行進」の静かな熱量。

パラフィンにより保護されており、函・本体ともに痛みヤケ一点もなし。

連作の執筆も多かった時期の筆致に溺れる、緻密に描かれた迷路図を惑う快楽に似た読書体験。

中井英夫作品、小説の他にも随筆、短歌関連など置いてございます。

春の曖昧な暖気がアルコールになる時節、未読の方にも強くおすすめ致します。