山田登世子「娼婦」 日本文芸社 初版函帯

バルザックの研究者として、またファッションや恋愛分野での著作も多い仏文学者による「娼婦」をテーマとした著作。

図版も美しい物を多く収録し、その魅惑的な存在へ深く切り込んでゆく筆致に引き込まれます。

書籍本体は純白の装丁、それはまったく正しいと思わせる説得力ある装丁です。

ファッションにも造詣の深い著者らしく、図版にも極めて美しい物がセレクトされています。

耽美・幻想分野ならずとも、芸術に於けるテーマとして多く登場する娼婦という存在。

その美しさを丹念に綴った、良質な一冊です。