2017年8月25日 / 最終更新日時 : 2017年8月25日 wpmaster 日本の文学 島尾敏雄「島の果て」 成瀬書房初版函極美本、限定415/500部 夢遊病者の中で融け合う、現と幻。戦後文学に於いて孤高の中特異な文学を書きつづけた島尾敏雄。 成瀬書房刊行の限定本が店頭入荷しております。 二重の函に安置された眠り人の、痛む様な言葉と、心。 本文用紙も寝台のシーツの様に白 […]
2017年8月25日 / 最終更新日時 : 2017年8月25日 wpmaster 日本の文学 永井荷風「雑草園」 中央公論社初版函 日本を代表する文学翻訳者にして、繊細で奥行のある随筆を多く遺した永井荷風。 後期の随筆集・雑草園には、彼の文学の完成に至る無数の断片に触れる事が出来ます。 若き日の洒落た装いの荷風。 文学という芸術が、他の多くの文化を牽 […]
2017年8月25日 / 最終更新日時 : 2017年8月25日 wpmaster 日本の文学 吉井勇「歌集 遠天」 甲鳥書林初版函美本 荷風の先輩筋にあたり、渋味あるモチーフの中に鋭い幻想美を織り込んだ独自の歌を結実させた吉井勇。 簡潔にして雄弁な甲鳥書林の装丁にて、「遠天」に響く七・七。 何気ない文字組からも品のある「間」を感じます。 歌の題材として取 […]
2017年8月25日 / 最終更新日時 : 2017年8月25日 wpmaster 日本の文学 邦枝完二「絵入り草子 おせん」 小村雪岱装丁挿画 新小説社初版函美本 幼少期より育まれた日本的な世俗情緒より出でて、恐るべき美の世界を作り上げた代表作・おせん。 小村雪岱の装丁挿画による、1934年刊行の一冊。保存状態もとても良好です。 函にやや経年のイタミがありますが、雪岱の挿画、本文と […]
2017年8月25日 / 最終更新日時 : 2017年8月25日 wpmaster 日本の文学 ユイスマン「さかしま」 澁澤龍彦訳 桃源社元版函極美 正誤表付き完本 耽美、退廃、魔術。泥沼からの跳躍。世紀末デカダンを代表するユイスマンスの傑作・さかしま。 澁澤龍彦による翻訳を桃源社の熟練した装丁に包み、非常に完成度の高い一冊です。 白い表紙に黒革の背から漂う確固とした美学。 二色刷本 […]