A.アレー「悪戯の愉しみ」 山田稔 訳 みすず書房 初版帯完本
ブルトンなどからも高い評価を受けた圧倒的なユーモアと、社会へのカウンター。
アルフォンス・アレーの名著、みすず書房刊行。
「黒いユーモアという言葉は、まさに彼のために作られた」、帯に踊る澁澤龍彦の感嘆。
山田稔による軽快な訳も、ここに収められた語り口の鮮やかさを際立たせています。
時代の華やかな側面に背を向けながら、愛と毒を等分に混ぜた言葉を投げ掛けたアレー。
軽口の様な、警句の様な、彼の話の数々に一人酔いしれる愉しみに溢れた一冊です。