2019年12月12日 / 最終更新日時 : 2019年12月12日 wpmaster 書籍 バタイユ「死者」アンドレ・マッソン挿画/生田耕作訳 1985年 サバト館初版 バタイユによる陰影深い掌編「死者」の生田耕作訳作品。 マッソンの挿画も鮮やかに後期サバト館の丁寧な造本にて。 文学書にしては珍しい横長の造り。 余白も贅沢に、訳者、出版のこだわりが強く伺えます。 生と死、汚濁と清澄の混沌 […]
2019年11月18日 / 最終更新日時 : 2019年11月18日 wpmaster 日本の文学 澁澤龍彦編集「エロティシズム」 1973年 青土社初版 函帯付き極美完本 1971年にも同じ青土社発行の「ユリイカ」誌上にてエロティシズムを特集した澁澤龍彦。 その二年後の刊行となる単行本版「エロティシズム」、充実の執筆群と多数の図版が魅力的です。 クリーム色とピンク、そして金の箔押しが妖しく […]
2019年11月18日 / 最終更新日時 : 2019年11月18日 wpmaster 書籍 蔵持不三也「シャリヴァリ-民衆文化の修辞学-」 1991年 同文館出版初版 帯付き 中世ヨーロッパで行われていた、一種の暴動とも乱痴気騒ぎともつかない大衆行動「シャリヴァリ」。 現在もあまり広く語られる事のないそれらを詳細に語り紹介する意欲的な良著です。 帯付き、状態は比較的良好。「シャリヴァリとは何か […]
2019年11月18日 / 最終更新日時 : 2019年11月18日 wpmaster 書籍 クレジオ「歌の祭り」 菅啓二郎訳 2003年 岩波書店初版 函帯付き 現代フランス文学を代表する作家、ル・クレジオによるエッセイ集「歌の祭り」。 岩波書店より刊行、菅啓二郎訳の読み応えある一冊です。 南米文化からの影響も受ける筆者のイメージか、どこなプリミティブな生命力を感じるデザイン。 […]
2019年11月18日 / 最終更新日時 : 2019年11月18日 wpmaster 書籍 生田耕作訳「工芸の理想/美しい書物」朱筆校正入り原稿見本 1987年アスタルテ書房刊行の生田耕作訳、コブデン=サンダスン「この世界を見よ」の朱筆訂正入り原稿見本。 第一部「工芸の理想」、第二部「美しい書物」における訳者の丁寧な仕事を伺える内容です。 細かな表現や字句の訂正が全ペ […]
2019年10月16日 / 最終更新日時 : 2019年10月17日 wpmaster 書籍 ブルトン「通底器」 稲田三吉訳 1963年 現代思潮社初版 函付き ブルトンの著作において重要な一冊・通底器。 現代思潮社より1963年刊行の物。赤と白にドローイングが映える印象的な装丁です。 多くの図版・写真資料を収録。 強い眼差しに射抜かれるような、ブルトンの肖像写真。鮮やかなイメー […]
2019年10月16日 / 最終更新日時 : 2019年10月17日 wpmaster 書籍 バシュラール「蝋燭の焔」 渋沢孝輔訳 1966年 現代思潮社初版 函付き 自然科学を専門としながら、独自のアプローチで極めて詩的な領域に思考を漂わせたバシュラール。 日本のフランス文学研究に多くの貢献を残した訳者により、その難解な著作が美しく表された良書です。 現代思潮社によるモダンな装丁、謎 […]
2019年9月13日 / 最終更新日時 : 2019年9月13日 wpmaster 書籍 ビアズレー「UNCOLLECTED WORK OF AUBREY BEARDSLEY」 1925年刊行 ビアズリーの死後、1925年に刊行され、多くの未発表作と含む作品を網羅したファン必携の一冊。 幼少期からの詳細な来歴と肖像、あまり知られていないカートゥーン作品なども収録。 経年のイタミなどあれど、本文や作品プリントなど […]
2019年9月13日 / 最終更新日時 : 2019年9月13日 wpmaster 書籍 ツァラ「七つのダダ宣言とその周辺」 1988年 土曜美術社 限定600部 実験的な言語を操り、ダダ〜シュルレアリスムの運動に大きな足跡を残したツァラ。 七つのダダ宣言は今なお多くの示唆を文学・美術愛好家へ与えてくれる良書の一つです。 土曜美術社より600部の刊行。表紙、帯共に良好。 実に多くの […]