日本に於けるフランス文学の普及に務め、惜しまれながらも旅立った生田耕作。
氏の一周忌に捧げられた極々簡素で美しい書物。
凛としたご夫人の挨拶状にも、キラキラと氏の手が添えられているよう。
翻訳者として多くの埋もれそうな名作美文を見つけ出し、ランプの照らす机の上で読者と楽しんできた氏の喪失は限りなく大きく悲しく。
そしてまた次代の文芸への確かな萌芽をもたらした氏の偉業を、ゆっくりと確かめる事ができる一冊です。
*** goko-machi,sanjo ***
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