2018年11月27日 / 最終更新日時 : 2018年11月27日 wpmaster 日本の文学 種村季弘「畸形の神 あるいは魔術的跛者」 2004年 青土社初版 帯付き美本 今なお色褪せない著作の数々を残した種村季弘。 晩年に刊行され、図版も多く収録した読み応えのある一冊。 真っ白な装丁がどこか凄みのある一冊。目次のインパクトが目を惹きます。 豊富な図版も美しく、幻想のそこかしこに潜む畸形の […]
2018年10月30日 / 最終更新日時 : 2018年10月30日 wpmaster 日本の文学 相澤啓三 著 / 横尾龍彦 畫「魔王連祷」 1975年 西澤書店初版 帯付き ボードレール著「悪の華」を挟んで対峙する、詩人・相澤啓三と美術家・横尾龍彦の精神が衝突する。 暗く重く、熱い一冊。 呪詛にも祝詞にも通ずる、ヒリヒリと心を苛む言葉と、フェリシアン・ロップスの描く悪徳の如く心胆寒からしめる […]
2018年10月30日 / 最終更新日時 : 2018年10月30日 wpmaster 書籍 サマーズ「吸血妖魅考」日夏耿之助訳 1976年 牧神社初版 箱付き 怪奇幻想の領域にて、その学識の深さも文筆の描く美しさも並ぶ者のいなかった日夏耿之助。 牧神社より刊行されたサマーズ「吸血妖魅考」では、ヨーロッパに深く根付く吸血鬼とその眷属たちの姿が描かれています。 怪談紙芝居を思わせる […]
2018年10月30日 / 最終更新日時 : 2018年10月30日 wpmaster その他・雑誌類 稲垣足穂「柳生家=化物コンクール」 1990年 人間と歴史社初版 函付き美本 没後40年を経ても多くの出版社からの新刊が止まず、真に時代を超えて愛される偉大なるタルホ文学。 人間と歴史社より刊行の小振りな一冊は、収録作品・ブックデザインともに新鮮な仕上がりとなっています。 無機質ながらどこか温かみ […]
2018年10月30日 / 最終更新日時 : 2018年10月30日 wpmaster 日本の文学 荒俣宏「99万年の叡智」 1985年 平河出版社初版 帯付き 今尚、息をするようにあらゆる知識を求め精力的な活躍で世を驚かせる荒俣宏。 本書にては人類が積み重ねてきた多くの学問の内、陽の目を見なかったあらゆる叡智と日陰に生きた求道者たちを語り尽くしています。 豊富にあり、豊富になれ […]
2018年10月30日 / 最終更新日時 : 2018年10月30日 wpmaster 日本の文学 「野中ユリ画文集」2002年 神奈川県立近代美術館刊行 2002年に神奈川県立近代美術館での個展の際に刊行された美しい本。 手の届かない場所で煌めくような、野中ユリの作品世界へ。 ビニールカバーで保護され、図録らしい堅実な造り。紙質も良いものです。 発色の落ち着いた印刷、また […]
2018年9月27日 / 最終更新日時 : 2018年9月27日 wpmaster 書籍 バタイユ「死を前にしての歓喜の実践」 1987年 サバト館新装版 生田耕作訳 訳者署名入り 月報新刊スリップ付き極美 80年代サバト館より刊行されていた、やや大型でフランス装の書籍の一群。 バタイユの人気タイトル「死を前にしての歓喜の実践」、訳者署名入りを入荷しております。 フランス装の書籍は簡素な中に独特の品を感じます。 生田耕作署名 […]
2018年9月27日 / 最終更新日時 : 2018年9月27日 wpmaster 書籍 ミルチャ・エリアーデ「ホーニヒベルガー博士の秘密」直野敦/住谷春也訳 1983年 エディシオン・アルシーヴ初版 函付き美本 多言語に精通し独自の精神世界を築き続けたエリアーデ。 素晴らしい選書と斬新な造本で多くの読者人の支持を受けるエディシオン・アルシーヴのソムニウム叢書よりの一冊。 函帯付き、パラフィンで保護された本体にほとんどイタミもない […]
2018年9月27日 / 最終更新日時 : 2018年9月27日 wpmaster 書籍 ル・クレジオ「発熱」高山鉄男訳 1970年 新潮社初版 帯付き 現代のフランス文学を牽引するル・クレジオ。 初期作品に於いて、不穏な中に鮮烈な美しさを宿す「発熱」。帯付きにて比較的良好な状態です。 真っ赤な扉が印象的。しっかりと密に組まれた本文の熱。 明滅する狂気と幻惑の物語。 会話 […]
2018年9月27日 / 最終更新日時 : 2018年9月27日 wpmaster 書籍 米本義孝「言葉の芸術家 ジェイムズ・ジョイス」 2003年初版 ヨーロッパ文学史にあって独特の孤高を保持するアイルランドの一派。 口述筆記や実験的な手法の中に多くの結実を果たしたジョイスの文学に切り込む研究書を入荷しております。 多くの作例を引いて紐解かれるジョイス文学。 訳文と原文 […]