2017年9月30日 / 最終更新日時 : 2017年9月30日 wpmaster 日本の文学 宮武外骨「筆禍史」 大正11年四刷 発禁本 自らの出版物へも多くの発禁処分を受けた宮武外骨による、抹殺された書物史。 威圧的な黒い函と、誇るように鮮やかな表紙の金文字。 函はキズ、スレなどが目立ちますが、本文は比較的良好な状態です。 残虐な刑罰、反逆者の末路、また […]
2017年8月25日 / 最終更新日時 : 2017年8月25日 wpmaster 日本の文学 島尾敏雄「島の果て」 成瀬書房初版函極美本、限定415/500部 夢遊病者の中で融け合う、現と幻。戦後文学に於いて孤高の中特異な文学を書きつづけた島尾敏雄。 成瀬書房刊行の限定本が店頭入荷しております。 二重の函に安置された眠り人の、痛む様な言葉と、心。 本文用紙も寝台のシーツの様に白 […]
2017年8月25日 / 最終更新日時 : 2017年8月25日 wpmaster 日本の文学 永井荷風「雑草園」 中央公論社初版函 日本を代表する文学翻訳者にして、繊細で奥行のある随筆を多く遺した永井荷風。 後期の随筆集・雑草園には、彼の文学の完成に至る無数の断片に触れる事が出来ます。 若き日の洒落た装いの荷風。 文学という芸術が、他の多くの文化を牽 […]
2017年8月25日 / 最終更新日時 : 2017年8月25日 wpmaster 日本の文学 吉井勇「歌集 遠天」 甲鳥書林初版函美本 荷風の先輩筋にあたり、渋味あるモチーフの中に鋭い幻想美を織り込んだ独自の歌を結実させた吉井勇。 簡潔にして雄弁な甲鳥書林の装丁にて、「遠天」に響く七・七。 何気ない文字組からも品のある「間」を感じます。 歌の題材として取 […]
2017年8月25日 / 最終更新日時 : 2017年8月25日 wpmaster 日本の文学 邦枝完二「絵入り草子 おせん」 小村雪岱装丁挿画 新小説社初版函美本 幼少期より育まれた日本的な世俗情緒より出でて、恐るべき美の世界を作り上げた代表作・おせん。 小村雪岱の装丁挿画による、1934年刊行の一冊。保存状態もとても良好です。 函にやや経年のイタミがありますが、雪岱の挿画、本文と […]
2017年8月25日 / 最終更新日時 : 2017年8月25日 wpmaster 日本の文学 ユイスマン「さかしま」 澁澤龍彦訳 桃源社元版函極美 正誤表付き完本 耽美、退廃、魔術。泥沼からの跳躍。世紀末デカダンを代表するユイスマンスの傑作・さかしま。 澁澤龍彦による翻訳を桃源社の熟練した装丁に包み、非常に完成度の高い一冊です。 白い表紙に黒革の背から漂う確固とした美学。 二色刷本 […]
2017年7月25日 / 最終更新日時 : 2017年7月25日 wpmaster 日本の文学 「筒井菫坡詩歌集」 創樹社 初版函帯極美 若くしてこの世を去る詩人たち、夭逝の一群。 その中にあって一等澄みきった抒情を持っていた筒井菫坡。その短い筆命を辿る良著。 藍色の装丁に、彼の遺した詩歌を身近に感じます。 写真資料も多く、知らずと詩人の生涯へと想いを馳せ […]
2017年7月25日 / 最終更新日時 : 2017年7月25日 wpmaster 日本の文学 塚本邦雄「芳香領へ」 ポーラ研究所 初版函帯 多くの歌集に、そのマニアックでイノセントな感性を実らせた塚本邦雄。 「香り」という耽美のエッセンスをひたすらに煮詰めた本書は、数多の文人の著作の中にあっても独自の存在感を振り撒いています。 エキゾチックな函、金色の箔押し […]
2017年7月25日 / 最終更新日時 : 2017年7月25日 wpmaster 書籍 中原佑介「大発明物語」 美術出版社 初版函 日本の美術評論における巨星として、国内外にて多くの美術展覧会にも活躍した中原佑介。 こちらの書籍にては、自動人形や永久機関など、正統な科学史から抹殺された「大発明」を詳細にレポートしています。
2017年7月25日 / 最終更新日時 : 2017年7月25日 wpmaster 日本の文学 山田登世子「娼婦」 日本文芸社 初版函帯 バルザックの研究者として、またファッションや恋愛分野での著作も多い仏文学者による「娼婦」をテーマとした著作。 図版も美しい物を多く収録し、その魅惑的な存在へ深く切り込んでゆく筆致に引き込まれます。 書籍本体は純白の装丁、 […]